ママ薬剤師の子育て日記

~現在産休中(妊娠10ヶ月目)のプレママ薬剤師です~

納豆から引き離されました

今週のお題「納豆」

 

私は納豆が大好きです。

あのネバネバ、お醤油の味、何より海苔とご飯に合う…!

お寿司屋さんに行っても納豆巻きを頼み、スーパーでも既製品の納豆巻きを買っていました。

しかし…!

俺、納豆嫌いなんだよね。味も臭いもすべてが無理。

え…

泣きました。

夫と出会い、まだ同棲もしていない初々しかったカップルの頃に放たれた言葉でした。

食べているときも、食べた後臭いがするのも嫌なようで、食べたときは近づかないでと言われていました。

なのでそれ以来、ほとんど納豆を食していません。

実家に帰るときや、しばらく会わないときにこっそり食べる程度です。

もうそんな生活には慣れましたが、スーパーなどで陳列された納豆の前を通りかかるとつい目がいってしまいます。

夫にも納豆の魅力を知ってほしいのですが、世間でも嫌いな方が多く、好きになってもらうのは難しいみたいですよね。

うちの子はどっちに似るかなー?

納豆好きだとうれしいです✨

 

薬と納豆の話(おまけ)

皆さんは、おいしい納豆がある薬に影響することがあることをご存知ですか?

結構有名なので、病院や薬局で話を聞いたことがあるかもしれません。

『ワーファリン(ワルファリン)』と呼ばれる薬、納豆と相性が良くありません。

ワーファリンは心臓に異常があり、血栓(血の塊)ができて血管が詰まる可能性がある方、詰まったことがある方に処方される薬です。(心房細動、心筋梗塞脳梗塞etc...)

 

 引用元:くすりのしおり:患者向け情報「ワーファリン錠1mg」

 引用元URL:https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=9760

 

つまり、ワーファリンは血液をサラサラにする薬なのです。

とても大事な薬なのですが、ワーファリンは体の中で血を固める役目を持つ『ビタミンK』の働きを抑えることで効果を現します。

一方、納豆には『ビタミンK』が豊富に含まれます。

なので、せっかくワーファリンが体の中にあるビタミンKを抑えても、食事からビタミンKをたくさん摂取してしまったら、なんの意味もなくなってしまう訳ですね。

そのため、ワーファリンを飲んでいる方たちは、ワーファリンを飲んでいる間は納豆を避けなければいけないのです。

納豆を食べてしまえば、血液をサラサラにする効果が弱くなり、血栓ができてしまう可能性があります。

納豆をとるか、体をとる(血管が詰まらないようにする)か、
という訳ですね。

ですが、今はワーファリン以外にも血液をサラサラにする薬は増えているので、どうしても納豆を食べたい方は、金額は上がりますがワーファリン以外の納豆を食べても良い薬に変えてもらうことをお勧めします。

病院で相談しづらい方は、薬局で薬剤師に相談することもできるので、ぜひ聞いてみてください。

体も大事ですが、我慢は一番体に良くないので、ご自身に合うスタイルを見つけていきましょうね!